kuri-log

30歳、既婚、料理だいすきアルバイター。

ホテルと民泊の間みたいな、お客さんと友達の間みたいな、日本と海外の間みたいな。

どうも、しげです~。

みなさん週末は楽しく過ごせましたでしょうか。

 

さてさて昨日の東京は雨。

 

今月から僕が働くゲストハウスの新しい試みで夜勤業務が始まり

さっそく昨日はトップバッターということで夜勤業務をこなしてきました。

ドキドキ。

 

そもそも、そもそもですよ。

ゲストハウスと聞いて、いまいちピンとこないひとも

結構いるんじゃないかと思ってます。

 

ゲストハウスは簡単に言うと宿泊施設なんですが、特徴をあげると

・外国人のお客さんが多い。

・一部屋に二段ベッドがたくさんあるドミトリールームがある。

・キッチン、お風呂、トイレは共用。

・ホテルと違い、お客さんとの距離が近い。

・お客さん同士が交流できる場所がある。

・宿泊代が安い。

 

と、まぁこんな感じです。

 

もともとは海外で生まれた宿泊形態で

安く旅行客が楽しく泊まれて、情報交換もでき

出会いや物語がたくさんあるのがゲストハウス。

 

最近はゲストハウスにカフェやバーが併設してあるところが多く

宿泊しているお客さん以外も利用できるところが多いです。

 

僕は以前、福岡でもゲストハウスで働いてたんですが

今は都内の某ゲストハウスに勤務しています。

 

僕が働く店舗では、地域の八百屋さんやお魚屋さんも巻き込んで

マルシェをやったり。

近所のおじさんが集まってDJイベントをしたり

街の中で多様なコミュニティを築いています。

 

1日に100人程泊まれる大きなゲストハウスで

インバウンド最前線の東東京エリア

コロナが明けてからの勢いはなかなか、衰えず

稼働率はありがたいことに基本的にいつも90%を超えています。

 

僕の職場の面白いところは、カフェも、清掃員も、受付も、夜勤も

それぞれ専属が決まってるわけではなく

一人が全部のポジションをローテーションする

シフトになっているところ。

 

日によってポジションが変わり、

休憩時間はほかの人のポジションを担いながら

ぐるぐる回したり、忙しいときは別のポジションに

サポートに入ることができる。

チーム全体が柔軟に動けるので僕は気に入ってます。

 

店舗にもよるけど、ゲストハウスは

グローバルな環境なので従業員も様々。

 

僕の職場は海外に長く住んでいた人が何人かいたり

スリランカや韓国のハーフの子も居たり

先祖代々東東京の根っからの江戸っ子が居たり

グローバルで多様な組織です。

 

僕自身は高知の田舎で生まれ、ニュージーランドアメリカで学生時代を過ごし

日本を転々とし、地元で起業したあと今の東京暮らしになりました。

 

今更僕みたいな人間が一般の企業に馴染める気がしないので

せっかく頂いたわずかな内定を何社か断って

ベンチャー企業の運営するゲストハウスに決めました。

実際に働いてみてゲストハウスはやっぱり自分の天職だなって思う。

 

業務内容はどういう感じかと言うとまず

朝は10時からスタートで、チェックアウトの確認。

基本セルフチェックアウトなのでお客さん対応は無く

返ってきたルームキーを箱から回収して

全員がきちんとチェックアウトできたか機械を使ってチェック。

 

カードが返ってきてないお部屋があれば

寝坊しているかも知れないので起こしに行きます。

 

先月も、カードの返却が無いときがあって

確認に行くと本来、空いているはずのベッドに

全裸でロン毛の妖精

ではなくおじさんが眠っていました。

 

英語で話しかけても反応が無く

全く起きない。

しばらく大きな声で話しかけると

慌てて飛び起きた全裸の妖精

ではなくおじさんは、布団の中にもぐりこみました。

 

お布団の中から小さな声で

「日本人なんだけどぅっ、、」

と言われ、

「あごめんなさいっ、今日チェックアウトですか?」

と言うと

妖精は布団からのそのそと顔を出し

目を瞑って天を仰ぎながら

小さな声で

「違います。」

とささやいた。

 

気まずさとシュールさにだんだん可笑しくなってきて

内心、少し笑ってしまいました。

 

これでは全裸のおじさんの穏やかな朝の眠りを

ただぶち壊しただけだ。非常に気まずい。

なんかほんと、すみませんでした。

 

結局全裸おじさんの件は、おじさんの寝ていたベッドが

予約していたベッドと違うベッドだったのが要因だったんだけど

このような感じでチェックアウトの確認は

たびたび気まずい時があります。

 

朝のチェックアウトが終わると

そこからは怒涛のベッドメイク業務

 

次に来るお客さんのためにベッドのシーツを取り換えて

きれいにベッドメイク。ベッド1つあたり3分~4分でメイクして

1時間あたり20ベッド程を捌いていく。

お客さんが来るチェックイン時間までに

お部屋を整え、ゴミ出しや洗面の掃除等、かなり時間はタイトだ。

 

僕はいつも早番の時は1時間ほど早めに職場に着いて

その日の宿泊状況を確認したり、滞在しているお客さんと話して

名前や滞在期間を覚えたり、僕の顔を覚えて貰ったりして

忙しい日は早めにベッドメイクに取り掛かる。

 

ベッドメイクが終わると今度はチェックインの準備。

個室のお客さんは案内に少し時間と手間がかかるので

ルームキーを事前に準備したり、説明の用紙を用意したり

事前の準備をきっちりしておく。

 

そうすることでチェックインラッシュを

落ち着いて切り抜けることができる。

 

実家がコンビニを経営しているので

接客業のピークの忙しさには慣れている。

小さなミスが命取りなので

ひとつひとつのタスクを落ち着いてこなす。

 

チェックインのピークが過ぎるとあとは比較的

ゆっくりとした空気の中で

お客さんとも和やかに談笑しながら

チェックイン対応、メールチェックなどの事務業務、

お客さんの問い合わせ等の対応

カフェのサポート等、臨機応変に行う。

 

夜になると残ったチェックインの対応をしたり

明日の準備と、引継ぎをして

定時になると締め作業。

 

これが基本的な業務の流れです。

 

あとはカフェ勤務の日は

一般的なカフェ業務と同じ感じ。

 

とまぁなんとなくゲストハウスのお仕事を知って貰ったところで

もう少しだけゲストハウスの話を。

 

僕はもう既婚なので出会いは求めてないけれど

出会いの機会がなかなか無いという人は

ゲストハウスは絶好の出会いの場なので

学生さんとか、フリーターの人で、良いご縁を探して居る人は

是非ゲストハウスで働いてみることをおススメします。

国内外の様々な人と交流しながら友達もできたりします。

 

あとは語学を学んでいる人。

これでもかって言うくらい

めちゃめちゃ英語が話せる環境なので

とにかくたくさんの英語に触れたいという人にはおすすめです。

仕事中はもちろんですが、仕事終わりもお客さんから

話しかけられることも多く。

ラウンジでお酒の席に誘われることは日常茶飯事。

世界中の生きた情報や、おもしろい話がたくさん聞けます。

 

僕は韓国語を勉強しているので、韓国のお客さんが来ると

韓国語を積極的に使うようにしています。

 

楽しいですよ、ゲストハウス。

 

ただ僕は根が陰キャなので

言葉に詰まって、苦笑いするときもしばしば。笑

でもなんとなく、そういう自分も受け入れつつ

コミュ力は少しずつ改善されているような

気がします。

 

とまぁ今日はゲストハウスについて

少しばかり掘り下げてみました。

 

日本だとあまり馴染みの無い人も多いかもしれないけど

日本に居ながら海外に居るような気分になれる

そんな場所だと思います。

 

機械があれば是非、立ち寄ってみると新し発見が

あるかもしれません~よと。

 

明日はお休みで、福岡から来る親友の映像クリエーターと

東京のタコス最前線というテーマで

タコス食いに行ってきmsss

 

今、東京で一番おもしろいタコス屋さんってどこなんだろう。

 

僕の中ではやっぱりタコスが一番おいしいのは北出食堂。

残念ながら明日は北出食堂さんは定休日なので

東京駅にある北出タコスに行ってきます。

 

ではでは。