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30歳、既婚、料理だいすきアルバイター。

夏のあつさ

僕は夜中に散歩するのが好きで

昨日も0時を回るころ一人で

お気に入りの散歩コースの

駅周辺を散歩していた。

 

夜中の散歩は人が居なくて、静かで

自分の中のいろんな気持ちを整理したり

これからの事を考えたりするのに

丁度いい。

 

鬱と喘息で数か月休んでた間

収入もなく、貯金も使い果たし

空っぽどころか嫁にまでお金を借りて暮らす始末。

一人だったら、今頃住む家も無くホームレスに

なっていたかもしれない。

やっと今月から新しい仕事の給料が入るも

まだ社員ではないのでかなり苦しい。

やっとバケツの底の穴をふさいだ、という所だ。

 

30歳既婚、アルバイター

 

焦ってはいけないけれど

どうにも心苦しい状況なので

夜中の散歩で気を紛らわす。

 

散歩をしていると地面にじっと静かに伏せる

セミを見つけた。

 

セミは7年も地中で過ごし、こうして地上で7日間を過ごし

子孫を残して死んでいくらしい。

 

中には子孫を残すことを諦める代わりに

そのまま地中で過ごすことを選ぶやつも居るらしい。

そうすることで寿命が延び、

トータル10年ほど地中で

暮らせるらしい。

 

なんだか自分の人生に問われてるような

そんな気持ちになる。

 

自分はどこでどうやって暮らし

どう死んでいくのか。

 

セミを掴むと

大きな声で鳴いた。

かわいそうに思い

空に投げると

セミはもう飛ぶ力も無く

力なくおっこちて

壁際にじっとひっついていいた。

残された余生を静かに過ごそうとしてたのか

分からないけど

ちょっと悪いことをしてしまったと

悲しい気持ちになった。

 

一人ならまだしも

嫁のことを思うと

ちゃんと生きなければと

思ってしまう。

 

ストレッチと筋トレをして

暗闇から飛び出すゴキブリに

驚いて飛び上がり。

 

走って帰った。

 

朝起きて、なんだか心も

体も重いけれど

仕事まで時間があるのが

幸い。

 

今日は勉強もwebもお休みして

のんびり散歩でもしながら

気持ちを整えようと思う。

 

夏のあつさに

汗をかいて

おなかを空かせて

空心菜を炒めて食べよう。

 

そしたらさっさと

仕事に行こう。