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30歳、既婚、料理だいすきアルバイター。

出勤時刻について考えていたら

どうも、30歳、既婚、アルバイターの、しげです。

 

仕事を選ぶ時に重要になってくるのが出勤時刻。

 

前職の電気工事士の時は、現場が8時スタートが多く

しかも事務所がうちから1時間ちょっとのところにあったので

基本的に5時には起きて20分で支度して出発という感じだった。

 

親方はなぜか家が無く事務所に布団を敷いて寝ていて、

僕が事務所に着いて準備をしているとのそのそと起き始める。

 

こっちは朝5時から起きてるのになぁ、

と思ったりもするが

僕が見てないところで親方が

夜な夜な事務仕事をしてるのも知っている。

 

現場仕事のメリットは仕事が終わり次第おうちに帰れるので

早いときは午前中で解散なんて日もある。

逆に忙しいと夜遅くまでやることもある。

 

休みは日曜日に休める週もあれば、1か月休めないなんてざらで

基本的に休みはあまりない。

 

それでも仕事自体はめちゃめちゃ楽しく

わりと夢中になって働いていました。

 

親方とは性格が合わないので

どうしても気疲れしてしまう。

 

現場を持つようになって一人で働くようになると

けっこう気楽だった。

 

その反面、管理することも責任も大きくなって

忙しい時期は結構地獄で

ストレスがたまると寝つきが悪く

家に帰ってうとうとしてる間に朝5時のアラームが鳴る。

 

慢性的に睡眠時間がとれないことがなにより心身にダメージで。

疲れてるのに睡眠もとれず仕事に向かうのはかなり苦痛で

そんな朝が続くと心が荒んでいく。

 

粉塵で喘息を患い半年働いたけど

最終的には体が先に壊れて、そのあとメンタルを壊して

つぶれてしまった。

 

その前に勤めていた建築会社は過酷で

朝早いのは当たり前で家に帰れない日も時々あるほど

超ロング勤務。

 

入社したてのころは

朝出勤して帰って来るのが三日後の朝3時。

もちろんその数時間後には出勤なので

シャワーを浴びて1時間ほど寝たらアラームに起こされ

絶望的な気持ちで作業着を身に纏う。

 

そんな会社ですら楽しいと思ってのめりこんでいた自分は

建築の仕事が好きなんだと思う。

 

そんな建築現場のお仕事とは対照的に

今働いているゲストハウスのお仕事は

早い日で朝の10時勤務。

 

シフトによってはお昼過ぎの13時勤務。

場所も家から歩いて20分のところで

川沿いの草木を眺めたり、野鳥や野良猫を観察しながら

心穏やかに出勤している。

 

その分仕事が終わる時間は19~22時と遅い日もあるけど

夜にのんびり過ごせる仕事より

朝ゆっくり過ごせる仕事のほうが今の自分には合っている。

 

前職で荒み切ったメンタルも

この穏やかな生活のおかげで回復しつつある。

 

心が元気になると比較的朝も自然と起きられるようになる。

 

特に休みの日はタンポポの綿毛のようにこころが軽やかで

心が軽いと不思議と心も軽い。

朝早くからわくわくした気持ちで目が覚める。

(日によっては休日でも無性に鬱鬱もする。)

 

鬱や解離障害、心の不調をいろいろと経験してきた自分は

自分の心をモニタリングすると、

結構客観的に自分の状態を診ることができる。

 

ここ数か月、少しづつ良くなりつつある鬱も

トンネルの出口がぼんやり見えてきて

日によってばらつきもあるが

植物と同じようなゆっくりとしたスピードで

状態が整ってきているのが分かる。

 

大事なのはこの目先の気分の良し悪しではなく

今の状態を診ることだと思う。

そして今の自分を受け入れてあげること。

 

心身を健康に保つことが最優先なので

焦らず、ゆっくりのんびりと。

(経済的にはのんびりしてる場合じゃない。)

 

初めて鬱になった人はきっと不安になると思うけど

鬱が治る、という経験を重ねれば、正直鬱なんて怖くない。

僕は性格的に鬱になりやすいけど、ここ数年は完全に克服できていて

今回こうして久々に鬱の苦しみを味わっているけど

幾度も乗り越えた経験があるので、正直そんなに不安もない。

苦しいときは少し先の、治った自分を想像しながら耐え忍ぶ。

前もこれで乗り越えたと、自分に言い聞かす。

 

きちんと環境を整えて、ほっとけば治るのだ。

 

今の仕事はアルバイトなので週4勤務、

ちょこちょこと休みを挟めるので

仕事のストレスもかなり軽減される。

 

ゲストハウスの業務についてはまた詳しく書きたいけど

基本的には時間に追われる仕事で

接客業でもあるので、それなりに神経を使う。

 

それでもこうして楽しく働けているのは

この出勤時刻と休みのおかげ。

人間関係も良好だ。

今の自分にはありがたい環境である。

 

今日は連休明けの13時出勤。

おもしろいことに

たっぷり休んで、しかも午後からの出勤だというのに

仕事に行きたくない気持ちがちゃんとある。

 

ちゃんとって言うとおかしいけれど

別に嫌いな仕事でもない。

むしろいろんな国の人と話せるし

ベッドメイクや清掃もスポーツ感覚で

時間通りにこなしていくのは

ある種の快感でもある。

この仕事自体は楽しいはずである。

 

にもかかわらず、仕事に行きたくないなぁ

っていう気持ちは消えない。

 

この根源を掘り起こしてみると、

例えば仲良しの友達と遊びに行く日

当日の朝になるとなぜか面倒に感じる時がある。

 

人は予定や決まり事があると、楽しみな気持ちと

必ずといっていいほど少し面倒な気持ちが芽生える。

 

それはおそらくそこに義務が生じるからだと思う。

 

なにも予定を決めずに、ふと突発的に出かけるとき

そのストレスは無かったりする。

 

仕事の日の朝が起き辛いのは、起きた瞬間から

その、仕事に行かないといけない

予定を遂行しなければいけない

という義務感に苛まれてしまうからなのかもしれない。

 

こうしてゆっくりブログを書きながら朝ごはんを食べて

たっぷりと朝の時間を与えられているにも関わらず

やっぱり仕事に行くのは面倒に感じるのだ。

 

予定の無い日は起きた瞬間に、1日のタスクが空っぽだ。

 

逆に仕事の日は、起きた瞬間からタスクがすでに

組み込まれていて、ロボットのようにプログラミングされたそのタスクを

自動的に遂行することになる。

 

僕は、~しなきゃいけないという気持ちが強い。

仕事に行かなければいけないとか

失敗をしてはいけないとか

頑張らないといけないとか

いけないの気持ちが強いほど

締め付ける力は強くなり、苦しみになる。

 

逆に、行きたくなきゃ行かなければいい

失敗してもいい

がんばらなくてもいい

そう思うと、案外楽になって、行きたくないという気持ちが

スーッと薄くなる。

 

不思議だけど

常に逃げコマンドを心の隅に置いておくことは

まじめな人ほど大切なことなんだと思う。

 

おかげで今は、仕事の1時間前に出勤して、お客さんと話したり

スタッフと話したりしながら、今日一日の仕事をイメージして

余裕をもって仕事に取り組めている。

 

心の余裕が、まえのめりな姿勢を生み出して好循環になる。

 

今日は出勤時刻について考えていたら

うつ病と逃げコマンドの話になってしまったけど

 

いつの間にか目標の2000字を大幅に超えたので

この辺で今日はおしまい。

 

あ~ 仕事行きたくないな。

 

あ~ 仕事行きたくない。

 

こうして口に出してみると

案外まだまだ大丈夫だなって、思えたりもする。

 

楽しい仕事をありがとう。